あなふさぎのジグモンタ
あなふさぎのジグモンタ
とみながまい作 たかおゆうこ絵
あらすじ
「あなふさぎや」をしているジグモのジグモンタ。
洋服などに空いてしまった穴をふさいで修復する仕事をしています。
先祖代々、「あなふさぎや」ずっとその仕事を守ってきました。お客さんに喜んでもらえる、とてもやりがいのある仕事。ジグモンタはそんな仕事が好きでした。
ところが、仕事をしていると、あるお客さんの言動からジグモンタは考えてしまいます。
この仕事の意味、やりがい・・不安な気持ちがうまれてきました。
ジグモンタはどうするのでしょう・・・。
・美しい味わい深い色彩とストーリーの展開にひきこまれる
・なやみ、不安になるジグモンタはどうするのか、共感できる
・最後のページに感動、悩んでいる人の背中をおしてくれる絵本
仕事になやんでしまったジグモンタ、あなたならどうするでしょうか?
子ども向きの絵本なのですが大人の心にもささります。仕事をしたことがあるなら、誰しもが経験したことがある、この気持ち・・・。このまま仕事をやっていくには、とても苦しい。いったいどうしたらいいものなのだろう。
この絵本はとてもシンプルな答えをそっと、教えてくれました。
作者のとみながまいさんは・・
東京都生まれ
多摩美術大学卒業後、CM、アニメーション、映画の監督をする
Eテレ「シャキーン!」のアートディレクター
映画「食堂かたつむり」「ウール100%」
絵本の著書に「あすぎのあんちゃん ずんちゃん きんちゃん」
「そーっくしょん!」
「りんごさんとるりこさん」
「こんこんとやさしいやさい」などがある。
絵の担当 たかおゆうこさんは・・
東京都生まれ
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業
絵本に「くるみのなかには」
「チュウとチイのあおいやねのひみつきち」
「さんびきのこねずみとガラスのほし」
「プリンちゃん」シリーズなどがある。
ぜひ、親子で味わってほしい絵本。読書感想文の課題図書に選ばれた理由がわかりました!