こころが楽になる絵本

絵本「生きる」                     人生にまよったとき開いてほしい

人生に ふっと迷ったとき、疲れたとき開いてほしい絵本を見つけました。

絵本「生きる」

谷川俊太郎 詩

岡本よしろう 絵

 

 

あらすじ

「生きる」という谷川俊太郎氏の詩にそって絵本が構成されています。ページを開くたびにやさしい色彩の とある日常の風景が広がっていきます。日本を代表する詩人のひとり、谷川俊太郎さんの作品、ご存知でしょうか?

懐かしい雰囲気のする昭和の風景、こども、家族の暮らしが次々と詩によって すすんでいきます。もちろん詩だけ読むのも 心に響きますが、絵にそって詩を読むのも とても心地よく心にはいってきます。

生きているということ

いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみをすること

あなたと手をつなぐこと・・・・(「生きる」谷川俊太郎 詩)

普段、なかなか詩を読む機会がなくて 絵本を通じて触れることができるのは とてもすばしいと思います。親子で、一人で 深みのある詩と絵に触れる一石二鳥の作品となっています。この詩はまだまだ続きます。(上記は一部です)

ぜひ、この絵本で味わってくださいね。

・名作の詩と 美しい絵に同時に触れることができる作品

・詩の文と絵によって、こころに よりしみこんでゆく感動がある

・こどもから大人まで どんな人にも開いてほしい作品

 

詩にそって広がってゆく水彩画も独特な味わいがあり、私は26ページのおじいさんが家を出発するときの玄関のシーンが哀愁があり印象に残っています。

ぜひ、あなたもお気に入りのシーンを見つけてください!