移り変わる、思わず見とれてしまう、美しいある島の風景。
パリで活躍する日本人アーティスト ノリタケユキコさんが描写する
対照的な静謐な風景がひろがります。
「楽園のむこうがわ」椎名かおる(文) ノリタケ・ユキコ(絵)
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あらすじ
二人の青年が島にたどり着き、思い思いの暮らしをつくっていきます。
一人は自然と調和した暮らし、もう一人はどんどん開拓していく豊かな暮らし。
まるでパラレルワールドのように、どんどん違う方向へ進んでいくのです。
経過をみるのも、美しい情景をみるのも楽しい、絵を静かに鑑賞する絵本です。あなたなら、どっちに住たい?答えは人ぞれぞれ。
独特な色彩、タッチで細やかに描かれていて、私の好きなシーンは冬の様子です。何度も開いて発見がある、静謐な時間が広がる味わい深い絵本です。
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・対照的な二つの世界が進んでいく様子を同時に観察できる楽しさ
・フランスで活躍する日本人アーティストの描写がとても美しい
・何度見ても小さな発見がある、味わい深い そして静謐な世界観の作品
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どちらの世界もそれぞれ、良さがあります。私は個人的には自然と調和した暮らしが好きですが・・。
華やかな暮らしもあこがれますね。
この絵本は、まず海の色の美しさにひかれました。ずっと眺めていたくなる、素敵な絵本なのです。