心が ゆさぶられる絵本

絵本「あかいてぶくろ」  心まで包み込むすてきな物語

この冬に開きたい!すてきな絵本

文と絵が心にしみこむ作品

私が個人的に大好きな「あかり」という絵本があります。(ブログでも紹介しております。)その作家さんと画家さんが、また一緒に制作した絵本を見つけました。

わくわくして、開いてみたら・・それはやっぱり宝物になる絵本でした。

絵本「あかいてぶくろ」

林木林 文 

岡田千晶 絵

あらすじ

お母さんが おチビちゃんのために作ってくれた赤いてぶくろ。いつもいっしょにおチビちゃんの手を包み、守っていました。

ある日片方のてぶくろを、森でなくしてしまいます。いっしょうけんめい探しますが、見つからない。あきらめて、また片方つくってもらいました。

でも、見失った片方のてぶくろは、いろんな動物たちと出会い、別れていきます。お互い違う環境の中で、ときどき昔一緒だった、もう片方のてぶくろを思い出すのです。そして・・

作者の 林木林さんは・・

山口県に生まれる。詩人、絵本作家、作詞家。第四回詩のボクシング全国大会で優勝。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品をてがける。

「ひだまり」(岡田千晶 絵)で第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞

「みどりのほし」(長谷川義史 絵)で第六回児童ペン賞絵本賞を受賞

詩集、絵本、翻訳など作品多数。岡田千晶との絵本に「あかり」「こもれび」がある。

(「あかいてぶくろ」より抜粋)

画家の岡田千晶さんは・・

大阪府に生まれる。ボローニャ国際絵本原画展2010入選。子供の世界の繊細な表情をていねいに描く。

「ひだまり」(林木林 文)で第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞、作品多数。林木林との絵本に「あかり」「こもれび」がある。

(「あかいてぶくろ」より抜粋)

 

林木林さんの文と岡田千晶さんの絵が、これほどまでにすばらしい世界を造るとは・・。本当に圧巻の作品。

てぶくろをめぐる、ファンタジーもあり、せつなくもあり、そして、あたたかな物語。なんどでも子どもと一緒に開きたくなる、また、かつて子供だった大人にもおすすめしたい絵本です。





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