光と影の描写がとても素敵な岡田千晶さんが描く幻想的な夜の森の物語。
ちいさな魔女とくろい森
石井睦美 作
岡田千晶 絵
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あらすじ
満月の夜に お母さんと娘は一羽のカラスと一緒に北の国に向かいます。お母さんと娘は魔女の一家。その森は病気になっており、魔女たちがきてくれるのを待っていました。さっそくお母さんは森を治す薬を作り始めます。ふしぎな呪文とともに・・・
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果たして、おかあさんと娘は病気になった森を救えるのでしょうか。岡田千晶さんが描く絵は黒を基調としていますが、その分、光がいちだんと明るく、優しく輝き美しいのです。
魔女のおかあさんの りりしい姿をみて娘も自分もがんばろうと呪文を必死に覚えます。親子で努力する姿はこころをうごかされます。
まるで映画をみているような不思議な雰囲気あふれる絵本。ぜひ、眠る前に開いてファンタジーの中を冒険して心地よい眠りにつきたい、そんなときおすすめの絵本です。
作者の石井睦美さんは・・
神奈川県生まれ
「五月のはじめ、日曜日の朝」で新見南吉児童文学賞を受賞
「パスカルの恋」で朝日新人文学賞 受賞
「ジャックの新しいヨット」で産経児童出版文化賞 大賞
「皿と紙ひこうき」で日本児童文学者協会賞など幅広く活躍中
絵の担当 岡田千晶さんは・・
大阪府生まれ
セツ・モードセミナー卒の絵本作家
ボローニャ国際絵本原画展2010入選
作品に「うさぎくんとはるちゃん」
「ゆめのとびらをひらくとき」
「あかり」「ひだまり」「ボタンちゃん」
「ざしき童子のはなし」
「きょうだいぎつねのコンとキン」
「ハンカチさがし」など
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